船乗り話①
私はアルバイトが大好きです!!非日常感が良いですよね・・・色々な自分になれるというか・・・。高校生の時から様々なアルバイトに手を出し、時には5つ6つ掛け持ちで大変充実した学生生活を送っておりました。
大学4年生の夏休みに、最後の長いお休みなので住み込みのようなアルバイトがしたいと思い、よく駅やコンビニに置いてある無料のアルバイト情報誌「an」を読み漁ってました。東京・大阪間を行ったり来たりする新幹線のパーサー(ワゴン販売など)の募集と商船三井の募集が出ていて悩みましたが、船乗りができる機会なんてこれが人生で最初で最後かもと思い、船乗りになることにしました。
普通のアルバイトとは始める前から違って、勤務日までに船員手帳を取得してくるよう言われ、指定された高輪にある病院でますは健康診断を受けました。私は肺活量がべらぼうに無いのですが、肺活量の測定があり、その時の看護師さんとの会話がこんなでした。
「息をすべて吐ききってくださーい」
私「ふーっ」(全力)
「え?違います、ちゃんと本気で吐いてください」
私「ふーっ!!」(大真面目)
「ちょっ、これじゃ船員手帳出ませんよ?もっと真剣にやってください」
私「ふーっ!!!」(もう干からびるくらい命かけて吐いてる)
「まぁ、ぎりぎり・・・いいですよ・・・鍛えといてくださいね・・・」
(どうやって・・・?)
って感じでギリギリOKが出て、その証明書やら住民票やら写真やらを持ってお台場にある関東運輸局に行きました。ゆりかもめに乗ってテレコムセンターで降りる。もはや小旅行です。その帰りに三菱UFJ銀行(指定された給与の振込口座がこちらで通帳持っていなかったので)に口座を作りに寄ったのですが、免許証を車に置きっぱなしにしてしまい、保険証も無く、「これでできるかな?」と思い、本人確認書類で出来立てホヤホヤの船員手帳を出したら銀行の窓口の方がちょっと困っていました。すみません。
それからようやく船に乗れるのですが長くなっちゃったのでまた今度。
船乗り話②に続きます。
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