アルバイトの思い出 さんふらわあで船乗り②

アルバイト

船乗り話②

前回の続きです。晴れて商船三井のさんふらわあ号でアルバイトができることになった私は家族や周囲の人にご報告(反対される危険があったため事後報告。子どもを産んでみて、こういうことはやっぱり事前に相談してほしいものだと思いましたね・・・)

家族はもう私のアルバイト好きを諦めていて、

「今度は船に乗って1カ月半も帰ってこないのかい・・・もう好きにしたらいいよ・・・」

という反応でしたが、当時お付き合いしていた方は

「学生最後の長い休みだから旅行とか行こうと思っていたのに!」

とちょっと怒ってましたね。私としては

「え!そんなバイトがアルバイト情報誌に出ていたの!?よく見つけたね~!」

くらいの反応を想像してたので申し訳なくなりつつ。

そんなこんなで乗船初日になり、埼玉県から上野で常磐線に。水戸で乗り換えて初めての鹿島臨海鉄道。切符の購入方法がよく分からず、車内で駅員さんから切符を買いました。駅から大洗ターミナルまで荷物を引っ張って歩いて10分だか20分だか30分。太陽のマークを背負ったさんふらわあ号にご対面です。さんふらわあ号も何隻かあるのですが、私は「ふらの」号に乗りました。航路は茨城の大洗と北海道の苫小牧を毎日行ったり来たりする航路で夜7時頃出発し、翌日の午後2時頃港に着くというスケジュールでした。だいたい片道18時間くらいです。

乗船して最初に船長室にご挨拶に行き(いちアルバイトでも船長にお会いできるのですね。ドキドキしました!)、他の皆様(航海士さん方・車両鋼板などで作業されるつなぎを着てる方々・司厨長(料理長のような方)やシェフの方々・フロントの社員さんや一緒に働くアルバイトの方々)にもご挨拶をさせて頂き、いざお仕事スタート!私は実は直前に身内に不幸がありまして、他のアルバイトの方より乗船日を数日遅らせて頂いたので、全員先輩です。

大きな船だからあんまり揺れないんだろうな~

と思ってましたが、そんなことないです。そこそこしっかり揺れます。過去に1時間~2時間くらいの遊覧船や島への移動でさんふらわあより全然小さいサイズの船に乗ったことがあり、全然酔わなかったので私は船酔いしない体質だと思っていたのですが、がっつり酔いました。面接の時も

「船酔いは大丈夫そうですか?」

と聞かれ、

「問題ないです!酔った事なんてございませんので!」

と豪語していたにも関わらず。何がキツイって出港して最初のアルバイトの仕事は夕食会場(バイキングスタイル)で配膳や席へのご案内、後片付けなのですが、初日にお客様も酔って夕食会場で吐かれたことです。働いていた期間で、トイレ以外の場所で吐かれたのは2度だけだったので、イレギュラーなことでしたが、自分も酔ってる中でじゅたんについた吐しゃ物を掃除するのが大変しんどかった・・・

取り柄は根性があることくらい、と根性に定評がある私でしたが、初日の夜ベッドに横になりながら(この時もまだ気持ち悪い)こんな調子で続くのか、最悪明日苫小牧で降りることになりゃしないか、不安を抱えながらなんとか眠りについたのでした。

船乗り話③

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