アルバイトの思い出 さんふらわあで船乗り⑤ラスト

アルバイト

船乗り話④の続き

とりあえずラストです!前回は良いことばっかり書いたので、今回は困った事でも・・・

1番は船酔いでしたがその他の困った事です

1、陸から離れるとケータイが使えないしテレビも観られない

私が乗船したのがもう10年も前なので、今は沖に出ても使えるようになっているかも分からないのですが、当時は出港直後と陸が近づいた時だけで、あとはたまーに運がいいときにデッキで電波が入るくらいでした。なので広い船内でアルバイト仲間に

「今どこにいるのー?」

とかメール送っても送受信できないこともしばしばなので

「〇〇さん見かけませんでしたか?」

ってよく人探ししてる社員さんやアルバイトがたくさんいました。今モーリシャスで座礁して大変なことになっている船もWi-Fi繋ぐために航路を変えていたって問題になっていましたね・・・商船三井はチャーターした会社なのですが、初期の報道は特に商船三井の船が事故を起こしたような感じになっていてちょっとモヤモヤしました。。。

さんふらわあは客室によってはテレビがあるのですが、沖に出ると今船はどこを走っているか(飛行機みたいなやつ)が延々と流れていましたね。船内にはシアタールームがあって、有名な映画を上映していたり、小さいですがゲームセンターがあったり、漫画や本の貸し出しもあったりしたので、電波無くても楽しめると個人的には思います。家族からの緊急連絡も夜は受信できないのは不便ですが(;´・ω・)

2、台風が来た時逃げ場がない

乗船期間中、台風で1度船が欠航になりました。欠航になっても働く人は皆船内にいるので、ものすごい体験ができます(‘ω’)ノ船内のテーブルや椅子などの家具には鎖が付いていて、床に繋げるようになっているのでそれをすべて繋ぐ作業をして、船には大浴場が付いているのですが、台風の日のお風呂はアトラクションのようでした。廊下歩いてると掃除機が飛んできたり、ベッドで寝ていても体がごろごろ転がって眠れないので、私は体をカーテンで括りつけたりして転がらないようにして寝てましたね。もう船の生活に慣れ切っちゃてどんなに揺れても酔わないんですよ(人による)

大変でしたが貴重な経験でした!

3、陸に体がびっくりする

これは私だけかも分からないのですが、1カ月半船で生活して夏休みが終わって下船すると、陸を歩いていて全く揺れないので違和感がありました。寝る時も当たり前ですが一切揺れないので逆に落ち着かなかったり。ベッドであまりに眠れなくて、

「もう私は海の上で生活するしかない体になってしまったのかもしれない・・・」

と思いましたが、2日で慣れました( ´∀` )人間の適応力と言うのはすごいですね

4、社内結婚すると仕事を続けられない

これはアルバイトだった私には関係ない話ですが、社内結婚ってよくあるじゃないですか。でもこれをさんふらわあに乗船している社員さんがやると、シフトによっては半年くらい1度も会えないという問題が発生するらしいのです(さんふらわあ号は当時私が乗っていた日中に発着する船が2隻、深夜便も2隻ありました)なので社内結婚すると女性は仕事を辞めたり、転職したりする方もいらっしゃるというお話を聞きました。同じ船に乗れるようになっていればいいのにとも思いましたが、年がら年中ずっと一緒っていうのもきっと疲れちゃいますよね。

後はなんだろ・・・あんまり無いです。海は最高でした。通勤時間かからないし、食事は美味しいし貯金はできるし、毎日お客様が入れ替わるのでたくさんの一期一会がありますし、綺麗な景色も見れて貴重な体験もできて、今も普通にアルバイト情報誌とかで募集がされているのか分かりませんが、夏休み・冬休み期間は恐らくアルバイト募集するのだと思うので、迷っている方がいらっしゃったら是非やってみてほしいです!

船乗り話 おわり

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