アルバイトの思い出 松屋さん③

アルバイト

松屋さん②の続きです。

もっと若い時期に書いていれば書きたいことたくさんあったと思うのですが、10年以上経っちゃうとうろ覚えですね・・・人間は忘れる生き物です。松屋さんの当時の新宿西口店のアルバイトはホール(接客)・調理・洗い物の3ポジションに分かれていましたが、最近地元の国道沿いの松屋さんに平日の日中行ったらスタッフさんお1人でビックリしました。当欠なんかで1人になってしまったのか、そちらのお店では1人が普通なのか分かりませんが、平日でもお昼時だとそこそこお客さんもいらっしゃったので大変そうでした。1人で食券を受け取りオーダーを確認し(ネギだく・つゆだく・つゆ抜きとかも)調理師弁当を作り片付け・・・もう無双です。

皆さんも思ったことあると思いますが、手伝いに行きたくなりますよね。

わー

私で良ければ洗い物だけでもするのに・・・とか

光の速度で作って頂いたビビン丼でしたが他店と変わらず美味しかったです。「私で良ければ手伝いたい」みたいな思考の時にお客さん入ってくると脳内ではもう働いちゃってるので

「いらっしゃいませー!」

って叫びそうになりますよね。

話が逸れましたが、当時のバイトはポジションが分かれておりましたがまずは接客から入り、続いて洗い場・調理を経験させて頂き、全員がどのポジションでも入れるよう教育されていらっしゃいました。同じメンバーで何時間もシフトに入っている時は体への負担軽減か、飽きないようにか1時間に1回全員ポジションチェンジでした。私が1番好きなのは接客でした!調理もすごく面白いのですが鉄板が暑いです。そしてベテランバイトさんにはまずスピードと正確さで叶わない・・・

空いている時間に生野菜サラダを盛り付けていたりするのですが、「野菜〇グラム、コーン〇グラム」と決まっていて、一瞬で計りなしで1グラムと違わず盛り付けられるのです。私は

このくらいかなーちょっと多かったかなーこれでいいかなー

くらいの時間をかけて盛って計って10グラムくらいズレててやり直しです。ベテランは計りなんて出さずに一瞬です。

当時は牛焼肉定食が1番焼く肉の枚数が多かったので、牛定の食券が購入されたことが分かると、いかに早く提供できるか燃えていました。デミたまハンバーグ定食はうまく玉子焼きを作らないといけないので

殻が入らないかなー

とか

焼きすぎて焦げたらどうしよう

とかちょっとプレッシャーなメニューでした。豚丼牛丼は安定の優しさ!常に塩分濃度だけ計って、あとはもうご飯(「普通」「大盛」とかボタン押せば自動でその量が出てくる)の上に載せるだけなので好きでした。

ネギだくオーダーもたまにあって、

「ネギだくだくのだっくだくで!」

と言われた時はそのまま厨房にオーダー通しましたが、厨房の先輩バイトさんに

「できる限りのだっくだくにさせて頂きましたが、これ以上は他の方の牛丼がネギ抜きになってしまいますのでご勘弁ください」って言って出して。

って言われました。ネギ抜きのオーダーもたまにありまして、その時は厨房のバイトさんが頑張って持った後にトングで1つずつネギを抜いています。

つゆだく・つゆ無しもありますが、私がバイト中1度だけあった

「豚丼の肉抜き」です。

オーダー通したら

「たぶんお前の聞き間違いだから聞き直してこい」(ひどい)

と言われまして、確認したのですが

「つゆの味が染みた玉ねぎと、つゆがかかったご飯が好きなんです」

とおっしゃられたのでそちらをご提供させて頂きました。どんぶりの見た目がトレンディエンジェルみたいでした。

洗い場は、軽く食器をこすって専用の機械に突っ込んで煮沸消毒なのですが、機械が洗い終わった直後のどんぶりがほんまに熱いです。私は「修行」と呼んでいました。ベテランバイトさんは

そのうち手の皮が厚くなるから熱さ感じなくなる

って言ってましたが、私は通学の都合で初めから1年間限定のバイトで入っていたのでその域まで達せませんでした。

松屋さん④に続きます

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